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 △あの人もこの方も亡くなり時代がどんどんつまらなくなって、のっぺりしているのに明るいみたいなイヤァな感じは深まるばかり。さらに時代の真ん中は迷走しているということならまだしも迷走しながら停滞しているかのように感じられ、日々ボンヤリしている私なぞは途方に暮れてしまう。どうしたものか。それでもキラッと光るものってある、鉱脈見つけたというのが「いいでしょ、これ」のコーナー。最初は「小さなラジオ」という番組、久しぶりですね、強烈な個性に出会えたのは。まだ始まったばかり(7月)のようですね。とにかく滅法面白い。いずれもユゥチューブにつながるURLをあげておきます。追ってみてください
https://www.youtube.com/watch?v=xVtF8CFRbSE
以下はユゥチューブから削除されてしまい残念ながらカットします。
この項8月2日掲載

あんたはこすっからくないからね
昨年12月にNHKラジオ深夜便で放送された斎藤明美の<心の師 高峰秀子>について、その時は知らないで聞くことができませんでしたが最近聴くことができた、ホントにありがたいことです、見逃したラ ジオの番組でもこうして今も聴けるんですから。これはおすすめです、〝私は高峰の飼い犬だったんですよ、けれど今は野に放たれ野犬化している〟など冒頭から率直に語る。耳触りのいい、もっともらしい臭みなど全くな い、これはやはり高峰がどこかで書いていたように清潔サッパリの人柄が素になっているからでしょう。当サイトはこういう言葉を待っていた。サッパリといっても鈍感とは違って斎藤の実母が亡くなりボロボロの状態のとき、高峰は毎日何も言わないであったかいご飯を食べさせてくれたという件では声を震わせてました。
当サイトにとって斎藤が養女になったということなどどうでもよくて、というのも斎藤の著書を読めばこれはもう母と娘というほかないほどの相性の良さで高峰にとってもその存在はいつもひっそりと在る湖のようなものだと思えるからだ。甘ったれで好き嫌いのハッキリした娘のどこが湖なの?と疑われるかもしれませんが距離を置いて思う時、気持のどこかにその人の居場所がいつもあってそう思うことができることに自分も安心できるというのは湖のようなものではなかろうか。養女になったことでいろんなことを言われましたというところなど、だからピンとこないけれど批判や攻撃の根っこのところに妬みや嫉妬が居座っていたりすることって今や日常茶飯事。私たちはずいぶん「こすっからく」なってしまっていて、いとも容易く余計なことを喋りそのほとんどが誰かが言ったことをむし返して平気でいたりする、それに計算高いしね。こすっからいんですよ、つまるところ、当サイトも他人事ではもちろんありませんが。
新年早々こんなところで立ち止るとは思ってもみなかった。高峰秀子の言葉にはそんなところがあります。その人が(部屋に)入ってくると一瞬にして空気が変わる、高峰との最初の出会いはそうだったというのも忘れがたい、いい放送でした。終わりのほうで松山善三の「辺にこそ死ねめ」が30年ぶりに復刊されると話していました。当サイトの(個人)棚にどうしても処分できなくて保管されている光文社文庫が1冊ありますが捨てられませんよこれは。 <1月28日>

△例えば戦前や戦時中に刊行された古い本を読むときにその時代の状況に身を置いて読むことが肝心というのが昔、聞いた教えのひとつですがこれが案外難しい、政治や経済の大きな事件は年表で知ることができますが時代の気分とか風景がピンとこない、その点映画や流行歌や身辺雑記の読み物などは時代を感じとる格好な素材になる。TVもそうでしょう、少し前に2007年に放送された「セクシーボイスアンドロボ」をその時録画したDVDで見たのですがコマーシャルが(今と比べて)しっかりしていることに気づいた、最近目につくコマーシャルのわざとらしさやもっともらしさはヒドイもんだと感じているのですが劣化がこんなところにも進んでいたとは・・・意外でした。TVドラマ「エイジハラスメント」も2015年に放送されたということが効いてくるんじゃないでしょうか。これだけ言えればたいしたもンだと思います、「恥を知れ、恥を!」というラストの台詞は数カ月後国会中継でも確かに聞こえてきましたよ。周りを気にして言いたいことにもフタをするイヤアな雰囲気の時代でここまで出せれば上出来。途中、ヒロインがヒロインを降りてしまって陳腐なレンアイものに落ちていくのかと心配しましたがこれは脱皮のドラマだったんですね。(注)
複雑な現代社会の一端を描くにはあれやこれやのドロドロはついてまわるからどうしても避けられない、しかもヒロインは世の中にデビューしたばかり、寄りかかりつまずきバカもする、しかし「女強人」になるんだというところまでたどり着いた。これからが本番、始まりを期待したいところでジ・エンドとなりましたがここを出発点にすればさぞかしスカッとした展開になりそうだ。次のヒロインには少し年齢を上げた方が登場すればいい、その後の「女強人」の活躍を見たい。しかし、少し気になることですがこういうドラマを受け入れる土壌が見ている側にあるのかどうか、真っ当なドラマを作るにはホントに難しい時代になっているように思えてしかたがない。向田邦子が言った「あなたも一緒に、嘘をお楽しみになりませんか?」(「女の人差し指」のなかの『ホームドラマの嘘』から)というゆったりした感覚って育ってるんだろうか。
(注)酒井順子の「ユーミンの罪と罰」(講談社現代新書)を読むと時代の気分といったものが人の行動に影響を与えることがハッキリでてくる、その時代のなかで生きているってこういうことなんだろう。 <11月1日>

△今年の物故者一覧がそろそろ新聞や雑誌でとりあげられる季節になりましたが人が死ぬということは〝その人の歴史が死ぬことだ〟ということには違いないけれど生まれてからの足取りには網の目のように多くの人が関わり無数のことばが交わされていて思考や記憶の痕跡の一端が本というかたちで残されている。私たちはその人となりを偲びどこかに隠れているはずの面影にもう一度触れたいと思うことがあって、生きていた時のことばを探し求めたいと本を手にすることがある。
例えば加藤治子には「ひとりのおんな」があるけれどこれは久世光彦との対談集、福武文庫版ではモノクロの若き頃の写真が表紙になっていますが単行本では高峰秀子とのふたり写真が掲載されていてそんなに古い人なんだと驚いた(単行本は1992年 福武書店刊)。戦前から戦後、女優としての歩みを静かに語り明かすという雰囲気の本。(注)この一冊は残り続ける本だと思いますね。
1999年に放送された八千草薫と加藤治子のドラマ「いちばん綺麗なとき」(山田太一)のラストでおふたりの若いころの写真が写しだされ息をのむ瞬間がありました。このドラマと「ひとりのおんな」が重なってしまい未だに忘れられない。

(注)向田邦子の思い出の章では「・・・たった一度会った人にも、何かタッチを残して行くって人でしたね。自分を忘れさせない何かを残すのが上手でしたね。」(文庫版 101ページ)と語っている。 <12月7日>

△言いようがない辛いニュースを見ていると今の時代、普通でいることって結構大変だということがよく判るような気がする。そんなときは気持を切り替えてバランスを保つようにするわけですが天才の力も借りておこう。2015年のJOSSの公演から、100分を超えてのドキュメント。

https://www.youtube.com/watch?v=10lpglxnM0I へのリンク  <3月15日>

△JOSS STONE の2014年のコンサートがアップされている,ありがたいことだ。天才の天衣無縫の時間。JOSS の公演を見ているといつの、どの場面でも(観客の方々が)うらやましくなる、いつも締めのところで歌う Right To Be Wrong はJOSS流の居てよしの歌、客層が幅広く皆ニコニコして見つめている。モタレないというのかくさみがないというのか、どこからこの風は流れてくるのだろう。1のヤングレディも2のチャボハットのおじさんも3のマイクを渡してもらった女性も一生の思い出になったことだろう。3のコンサートの最後で写真をバックに Nothing Takes The Place Of You が重なる、JOSS が歌うとこうなるんだ。当サイトは3.11を思い浮かべてしまった。なお、この10年の歩みをまとめた映像も第一部だけでていて、これは必見です。当サイトは伝説のコンサートの最後の場面をあげておきたい(4番目から6番目までの続きです)。そして7番目にプラハでの公演を加えておきたい、底抜けの楽しさ、熱気が生々しくて、いい。

http://www.youtube.com/watch?v=4x66kXvTTVk へのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=7RCumlHRijA へのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=Vg4Yvzohwv0 へのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=vi5bqjX1Y1k へのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=-IjUbOJDoPE へのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=9t-PowRiLbU へのリンク

△今年のベスト・ワンはこの本に間違いないと思いますが上半期を折り返したばかりですので上期の収穫と控えめに記します、『森卓也のコラム・クロニクル1979-2009』、版元はトランスビュー、768ページに及ぶぶ厚い本で税込7344円。当サイトはまだ読書途中ですが面白いのなんの、その時々のTVドラマや落語や映画・演劇から私たちはこんな時代に生きてきたんだという複雑な思いが甦る。同じ時代に確かに<わたし>もいたのに知らなかったことを再訪する手がかりを与えてくれる、そのことは私たちのとるにたらない世間を押し広げ見過ごしてきた過去へもう一度戻ってみる愉しみへの誘いでもあって何度でもどこへでも精神の旅ができるというもんだ。今読んでいる「満腹」(ハイヒール モモコ 1995年 勁文社)なんてまさかの本、こんな本があることも知らなかったし森卓也の一言(450ページ参照)がなければ読んでいないって。森卓也82歳、森たちの世代から学ぶことはあまりに多いことに改めて気づかされる。真っ当なリベラリズムと呼んだら見当違いでしょうか、そんな気概がどの頁にも感じられるのですが。 <7月12日>

http://www.youtube.com/watch?v=AREm8J6xA3s へのリンク
△少し下に「今年の締めくくりはたまには日本のものを」と記したのは昨年(2016年)のことでしたが続けて日本のものをひとつだけ。
https://www.youtube.com/watch?v=O7TfuzekWk8

最近、気にいってるのがこの方の「涙河」という歌。
涙、怒り。時代の気分をすくい上げてお見事。

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△3月31日と4月1日の2夜連続で木皿泉ドラマ「パンセ」(テレビ東京)が放送されるという。楽しみ。今年、昨年と正月に放送された「富士ファミリー」、たまんなかったですね。こちらも健在。<3月30日>

△今年の締めくくりはたまには日本のものをというリクエストに
お応えしての「いいでしょ、これ」。 <  >
https://www.youtube.com/watch?v=hv2_PXd4tH0 へのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=PmEpDiAZxsw へのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=Ai0rProgL6k へのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=KhpMaEmy_H4 へのリンク
△9月にパソコンがつぶれて画面真っ暗闇状態に見舞われてなんだかんだでやっと更新まで辿り着いた、パソコンは結局買い替えになったんですが古本で6,7年前なんて新本とほとんど同じという感覚が染みついてしまっているからどうも不便なものだなぁと毎度思ってしまう。以前入っていたソフトもそのまま使えないものもほとんどでデータだけなんだ、引っ越せるのは。10年20年使えるようにしていくというのがこれからの機器のすすむ途だと考えますが誰がそんな戯言聞くか? <10月18日>

△久しぶりの「いいでしょ、これ」はシェルのフェアウェルコンサートから。銀幕の女神が舞台に舞い降りて歌って踊っての夢のショータイム、ビリーブを歌い終わって体技だけで舞台を去っていくエンディングまで何もかもが完璧。ところでビリーブをスローに落としていくと意外やちあきなおみの歌声と重なってきませんか。
https://www.youtube.com/watch?v=3ck9E97hY1s へのリンク

△昨年11月末に「ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館」から刊行された「日本のジャズは横浜から始まった JAPANESE JAZZ HISTORIA」。瀬川昌久VS柴田浩一の対談による五夜連続講義をまとめたもので小冊子ながらライブ感がいい、1,080円という安さ。タイトルで検索すれば意外やまだ購入できるようです。 <3月31日>

△昨年末にリンクをはろうと思っていたのですがすっかり遅れてしまった。この方は話している声はアナウンサーのように美声でも聴きやすいわけでもないのに歌いだすと手がつけられない迫力。途中からウナリをあげて巻き上がるようなところがあって聴いていても圧倒されます。終わりの方でバックのコーラスからアメイジンググレイスが聞こえてきてグッときました。 <1月29日>

https://www.youtube.com/watch?v=l1J7exkFhvk へのリンク

JOSSの今年(2013年)3月のライブの模様がもうアップされている、これを見逃す手はない、ドラマのようなライブ。いつも思うのですが指の(動きの)美しさには感心してしまう。その下の2曲は仏からのもの。<6月1日>
https://www.youtube.com/watch?v=BwPQYekQIwc
http://www.youtube.com/watch?v=MI6e1kR3PcA へのリンク

安井かずみの評伝(「婦人画報」)を読んでいたときに安井がTINAと同じ生年だと気づいた、1939年生れのTINAが2009年に観客を魅了したライブから訪ねてみよう。「愛は傷だらけ」(1992年 講談社)にTINAの客層は驚くほど幅が広いとある、若い人たちだけではなくお年寄りや子どもまでいる、しかも人種や国籍をこえてとにかく人類的なのだ。4の映像は観客の幸せそうな表情とともに最後の方のこんなことが起きるのかという映像には言葉がない。


http://www.youtube.com/watch?v=Ql60czY2Zyc
http://www.youtube.com/watch?v=znqoZUvlHZ

最初は天才JOSS STONEの登場です。いっぱいあるけれどリンク先を
あげるだけと気楽に考えていたらホトホト迷ってしまい、師走に突入してしまった。
相手は天才だし訪れる方の気分で自在にあちこち飛び回るでしょうからサワリを
あげておくことにしました。このシリーズ<天才の系譜>はあと2回続きます。
4番目は1時間ちょっとのフルバージョンですがよくぞあげてくれたと感謝感激、
奇跡ですね。


http://www.youtube.com/watch?v=qe3NneFUYfk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=aEEmpFisF1A